【コロビの喚き】村一番の別嬪娘がきれいな着物を着せられてご馳走を食べていた
2017-07-27 家系
うちの爺さんの田舎は四国の山ん中で、子供のころに結構大きな山火事が発生したらしい。火の手は相当に強かったらしく村の衆はなすすべなく見守るほか無かったと。村では段畑に新しい作物を植え始めたばかりで、その畑を気にした若いモン […]
2017-07-27 家系
うちの爺さんの田舎は四国の山ん中で、子供のころに結構大きな山火事が発生したらしい。火の手は相当に強かったらしく村の衆はなすすべなく見守るほか無かったと。村では段畑に新しい作物を植え始めたばかりで、その畑を気にした若いモン […]
2017-07-25 家系
田舎のばーちゃんに聞いた昔話。ある若い娘が、知り合い数人で山に山菜を取りに行ったんだそうだ。昼飯を食っているときに、その娘がちょっと用を足してくるとしげみに入ったままいくら待っても帰ってこない。皆で大声で娘を呼んでも返事 […]
2017-07-23 家系
知り合いの話。地元の野山で作業している時に、木の枝に奇妙な物を見つけた。彼の肩くらいの高さで、蛙が枝に刺さったまま干からびている。百舌の早贄(はやにえ)という奴だ。 ふと、親戚のお婆さんが話していたことを思い出した。 「 […]
2017-07-18 家系
これは人に聞いた話。その地方では、春に田の神様となって里に下りて来られた山の神様を、秋に我が家にお迎えし、正月に歳徳神になって山へ戻られるまでお世話する。そして、田の神様をお迎えに行く朝、夜明け前のまだ暗い頃に、部屋の中 […]
2017-07-13 家系
村の年寄りに聞いた話。山の神の祭りの日に、山に立ち入った男がいた。いつものように自分の山を見て回る。ふと辺りに何ものかの気配を感じ、思わず立ち止まった。そのとたん、肩を凄い力で下に押さえつけられ、足が地面にズブズブと沈ん […]
2017-07-13 家系
知り合いの話。大戦前のことだ。彼の里では、毎年夏の終わりに盆踊りを執り行っていた。規模は小さいながらも、会場には提灯を吊るし櫓が組まれ、夜店も出た。その里では大切な行事だったそうだ。 彼のお爺さんは、会場の設営や撤去など […]
2017-07-08 家系
大雨で溶けるように崩れた斜面に、人骨が散らばっていた。崩れた地面の元をたどれば、頭蓋骨だけで、百近くあった。巨大な穴を掘り、そこへまとめて埋葬したようだった。 「埋葬じゃないよ。」 彼は言う。 「あれはね、生き埋めですよ […]
2017-07-08 家系
旧家の主に聞いた話。十数年前の春、前年に亡くなった父親の墓石が裏山の墓地に置かれた。ところが、しばらくするとその墓石が倒れて破損してしまった。すぐさま新たな墓石を建てたが、数日を置かずして倒壊してしまう。只の悪戯とも思わ […]
2017-07-05 家系
まだ実家にいた頃不思議な夢を見た。神社の鳥居みたいなのに向かって真っ暗な坂道を家族4人(父母妹俺)で歩いていってる。その道の途中で父が急にその場に座り込んで進まなくなってしまった。俺と妹が腕を掴んで引っ張るが効果なし。声 […]
2017-07-04 家系
去年の六月頃なんだけど死んだ母ちゃんが夢にでてきて、墓がどーたらいっている。なんか胸騒ぎして、帰省しようと思いつつ、仕事が忙しかったんで帰るのをサボッてたら、寺から電話がかかってきた。集中豪雨で、斜面にあるおれんちの墓が […]