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妖怪「鵺」の棲む洞窟

2017-06-26   妖怪

むかし秩父の荒川上流ダム群のあたりにイツザミという村八分にされた3戸ほどの集落があった。その人達の間では法律によって禁止される昭和初期まで風葬が行われていた。遺体を風葬する洞窟には鵺というのが棲みついており死体の肉をキレ […]

登山中に遭遇した不気味な猿は、人間に怯えることなく値踏みするようにこちらを見つめていた

2017-06-25   妖怪

塾の先生から聞いた話です。先生は大学生のときに登山同好会に入っていて、休みの期間は泊りがけで登りに行っていたそうです。その出来事があったとき、先生と仲間達は三泊四日の予定で登山をしていて、おいしい空気とすばらしい眺めを味 […]

兵庫の山奥で出会った喋る猿の化物

2017-06-24   妖怪

5年くらい前の秋、兵庫のある山での出来事。俺と彼女で秋の行楽ハイキング中、道の右手の森10m程奥の木に一匹の猿がいた。目があった俺に向かって「ええもんやるわ!」と言い何かこっちに投げた。投げたものはよく見えなかったが、ハ […]

【異様な形の】山菜採りで見た犬のような白い鶏【見慣れない鳥】

2017-06-17   妖怪

里山を歩いていると、蕨を見つけたので摘んでいた。摘み終わって顔を上げると、いつの間にか目と鼻の先に鳥がうずくまっていた。少し大きめの白い鶏だった。誰かが山に捨てたのかな、と思いながら嘴先に蕨を差し出してみた。 鶏は蕨の先 […]

高知県に多く記録が残る『山爺』の話

2017-06-08   妖怪

昔、山に『山じじい』(山爺)という妖怪がいた。特に、四国の高知県に、そういう記録がたくさん残っている。高知藩の山の役人として、春木次郎繁則という人が、土佐郡本川郷の山村に勤めていた。この人が宝暦元年に書いた日記の中に、こ […]

【蛇山の怪】熊のような耳があり、小さな手がついた奇怪な蛇

2017-05-27   妖怪

もうお爺さんになってしまった猟師の若い頃の昔の話。その日、彼はほとんど誰も立ち入らない「蛇山」という山に入った。周りにいくつか山があるが、その山は地元の部落の人も忌み嫌って入ろうとせず、草はぼうぼうで蛇はあちこちに出る不 […]

二足歩行で山を歩く獣

2017-05-07   妖怪

子供のころ、二足歩行で歩く野うさぎに出くわしたことがある…小学校に上がる前の記憶なんだが、そのころは家の目の前に広がる丘陵地帯が遊び場所。得意技は獣道探しwである日、ウサギのうんこがぽろぽろ落ちている場所を発見!すわ、う […]

【山のドライブ】狸と狐のガソリンスタンド

2017-01-28   妖怪

山をいくつも越え、目指す宿まで、あと少し。ガソリンスタンドがあり、そばに「この先スタンドありません。」という看板があった。以前、北海道で似たような看板を見たことがある。「この先50キロ スタンドありません。」しかしその先 […]

近所に半人半猫の婆さんが住んでいた

2017-01-22   妖怪

私ではないんだけれど、母が幼い頃(40年くらい前)近所に、半分人間、半分猫の顔したおばさんが住んでいたらしい。母には優しくしてくれたそうだけど…。何でも、そのおばさんの母だか祖母だとかが殺した猫の呪い?が、そのおばさんに […]

白装束の行列の正体

2017-01-18   妖怪

ある人に話を伺えたのでここに記す。 山の仕事が忙しいときに時々山の宿舎で同僚数名と過ごす事がよくあった。昼間の激務のため、みな夕食後ぐっすりと眠るのが常であった。でも時々 夜中に妙な音で目が醒めることがあった。「ひょーひ […]