登山中に遭遇した不気味な猿は、人間に怯えることなく値踏みするようにこちらを見つめていた

塾の先生から聞いた話です。先生は大学生のときに登山同好会に入っていて、休みの期間は泊りがけで登りに行っていたそうです。その出来事があったとき、先生と仲間達は三泊四日の予定で登山をしていて、おいしい空気とすばらしい眺めを味わいながら早秋の登山を楽しんでいました。途中で一番の古参のメンバー(何浪かしたうえに留年している、ものすごく年上の先輩)が「雉打ち(トイレのことですね)に行ってくる」と言い残してすこしはなれた藪の中に入っていきました。ほかのみんなは疲れたこともあって、「じゃ、ここで少し休もうか」ということになり、休憩をすることになりました。おしゃべりをしたりしていたのですが、そのうち先輩が消えたのとは違う方向の藪ががさがさといいはじめたので、先輩が返ってきたのにしては変だな?と思っていたらそこに現われたのは一匹の大きなサルでした。

そのサルはニホンザルにしては少し色が黒く、手も長めで、首から黒いシミが点々とついた水筒を下げていたそうです。何よりも不気味だったのは、(後から思ったことだそうなのですが)そのサルが数人の人間におびえることも無く「さて、誰からにしようかな」とでも言いたげにメンバーのそれぞれをちらちらと見比べていたところだったそうです。

先生達が驚いて何もできないでいると、そこにトイレに行った先輩が戻ってきました。するとサルはいきなり身をひるがえして、どこかへ行ってしまったそうです。そのサルは何だったんでしょうか?どうして先輩が戻ってきたら逃げてしまったのでしょうか?そのことについてみんなで話し合った結果、「それは先輩が戌年だったからではないか?」(ほかは全員違う干支)という結論に落ち着いたそうです。

『登山中に遭遇した不気味な猿は、人間に怯えることなく値踏みするようにこちらを見つめていた』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2017/06/29(木) 23:03:24 ID:YzOTY3ODA

    悪いサトリかね?狒狒神・鬼猿の類はイキナリ攻撃してくるし体色は赤のことが多い
    ヒサルキはゾンビ・グールっぽいし。良いサトリは白い毛らしいぞ

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