近所に半人半猫の婆さんが住んでいた

私ではないんだけれど、母が幼い頃(40年くらい前)近所に、半分人間、半分猫の顔したおばさんが住んでいたらしい。母には優しくしてくれたそうだけど…。何でも、そのおばさんの母だか祖母だとかが殺した猫の呪い?が、そのおばさんにうつってしまったとか。(生まれた時からそんな顔だったらしい)

そういう話結構好きだから、母によく聞いてみたかったんだけど、「そんなこと聞くもんじゃない」って本気で怒られたもんで、それ以上聞けなかった。最近ふと思い出して、そういう人って他の地域にもいたのかググッたけど見つからない。何だったんだろう、何か気になるんだよな…

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子供の頃、近くに顔の半分だけが獣人化している女性が住んでいた。正確には皮膚の異常で、本来顔である部分にまで頭皮が形成されていて、そこから頭髪が生えるために、そんなふうに見えていたらしい。当然、あんまり伸びると生活に差し支えるので、きれいに刈りそろえてあって、黒い毛の犬か、猫の顔のように見えたのを覚えている。

こちらは、別にそうなったいわく、所以なんかはなくて、単に可哀想な人として周囲からは扱われていた。あまり付き合いがあったわけじゃないが、その家に回覧板とか持っていくと、お菓子とかくれる優しい人だった。結局、最後はそれでもいいからという人が現れて、普通に結婚してどこかへ行ってしまったが。

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