【言い伝え】『百舌の早贄』を見つけてある悪戯をした結果
2017-07-23 家系
知り合いの話。地元の野山で作業している時に、木の枝に奇妙な物を見つけた。彼の肩くらいの高さで、蛙が枝に刺さったまま干からびている。百舌の早贄(はやにえ)という奴だ。 ふと、親戚のお婆さんが話していたことを思い出した。 「 […]
2017-07-23 家系
知り合いの話。地元の野山で作業している時に、木の枝に奇妙な物を見つけた。彼の肩くらいの高さで、蛙が枝に刺さったまま干からびている。百舌の早贄(はやにえ)という奴だ。 ふと、親戚のお婆さんが話していたことを思い出した。 「 […]
2017-07-19 心霊
縦走路を歩き、いくつかのピークを越えていくと、稜線上で古い登山ルートと交差する場所がある。土砂崩れや風化により、今では誰も歩かなくなった道だ。遠く雲海に浮かぶ、うねりや波、島のような山々が細工物のようだ。そんな場所で、古 […]
2017-07-15 妖怪
同級生の話。彼の住んでいる地方の山には、「蛇の池」と呼ばれる池がある。大蛇が潜んでいるという伝説があって、一昔前には目撃者も結構居たそうだ。 池の上には、切り出した材木を運ぶためのモッコが走っていた。モッコとは綱で編んだ […]
2017-07-14 神
妖怪博士「水木茂」が何かの本に、多摩の「大岳山には今でも龍が昇る。たまにそれを見る」と書いていた。大岳山は昔から、龍に関係する雨乞い信仰の山。 また、それとは別だが、ふもとの神社の入り口には雌雄の「龍」が奉納してある。こ […]
2017-06-09 妖怪
先輩の話。彼の故郷の山には、ツクシオニなる物の怪が出たという。 春先に土筆(ツクシ)狩りをしていると、中にどうしても抜けない土筆がある。子供らしく意地になって引っ張り続けると、根元の地中からヌッと真黒い腕が突き出されてき […]
2017-06-02 妖怪
友人の話。彼の実家がある山村には、一寸変わった物の怪が出たという。「舌盗み」とか「舌盗り」と呼ばれるそれに取り憑かれると、食べ物の味が全然わからなくなってしまうそうだ。山の主が他人の舌を借り、様々な味覚を楽しんでいるのだ […]
2016-09-19 怪異
「死人茶屋」とは、今では失われてしまった上方落語の古い演目である。現在にまで伝わっているのはそのタイトルだけで、具体的にどんな噺であったのかというのはいっさいわかっていない(掘晃・作の「死人茶屋」は、この題から着想を得て […]
2016-05-18 妖怪
さてヨナイタマ、ヨナタマと呼ばれる伝説は沖縄の宮古島、伊良部島と伝わっています。ある若い漁師が珍しい魚を釣り上げました。顔は女のひとで胸も丸みを帯びていて、れっきとした女性の胸でしたが、足はなく魚の尾びれでした。人魚は助 […]
2016-01-08 神
中学の時の地元での話。うちの地元の神社では変な神が祀られていた。神の名前はメジャーじゃない、聞いたことのないもの。その名も『カラコロシ』 何でも地元にだけヒッソリと伝わってきた伝説のため、外部の人間は知らないし知る由もな […]
2015-12-23 妖怪
突然ですが、僕の人生で唯一怖ろしかった話を書かせて貰おうと思います。 僕は、どこだかは言わないが、すごく田舎の出身だ。そして、僕の田舎にも洒落怖でもたびたび出ているような古い言い伝えのようなものがあった。それは「ねかぁね […]