昔話」タグアーカイブ

【言い伝え】僧侶と視力を奪う猫又

2015-12-23   妖怪

突然ですが、僕の人生で唯一怖ろしかった話を書かせて貰おうと思います。 僕は、どこだかは言わないが、すごく田舎の出身だ。そして、僕の田舎にも洒落怖でもたびたび出ているような古い言い伝えのようなものがあった。それは「ねかぁね […]

頭の中にお経がこだまする

2015-11-18   怪異

昔から続く怪異。 愛知県○○市。その昔少なくとも200年以上前の話。 岡崎城の城下町は天下を二分するほど賑わっていたらしく、駕籠を担いで人を運ぶカゴカキと呼ばれる人たちがよく行き交っていた。 そんな中、カゴカキの中に妙な […]

逃げ込んだ山にいた神の使い

2015-11-09  

うちの一族はもともと九州南部の山間の小さい集落に住んでいて、 集落の名前(地名)=一族の苗字、集落全体が親戚って感じです。 そんなうちの一族に伝わる不思議な話です。 もともと別の土地に住んでいたらしいのですが、戦に追われ […]

鬼が隠居する山

2015-11-04   妖怪

自分の祖父は山が大好きで、長年勤めていた会社を退職したあと退職金で山の土地を買いそこで暮らしている。 その山はすぐ近くに町がありインフラもしっかりしていて、ある程度恵まれた環境の山だった。 夏の間は空部屋を地元の子供たち […]

村を救った住職の秘密

2015-11-02   妖怪

祖母は川沿いの村の農村の出身なんだけど、その村の昔話。 ある年、どうしても年貢を払えない年があったらしい。 村人は困って寺の住職に相談しにいった。すると住職が役人と交渉してくれるという。 当時の役場は川のすぐそばにあった […]

怪しいカボチャと妖猫

2015-10-31   怪異

ある旅人が一軒の宿へ逗留している折、そこでは度々、宿泊客のために用意しておいた魚がなくなるということがあった。誰か盗った者があるはずだが、泥棒が名乗りを挙げる訳でもなく、魚を持って行った者は依然として分からない。 そこで […]

鬼になった老婆

2015-08-13   妖怪

今はもう廃村になってしまった小さな集落の話。 当時はまだ、火葬は山で野火送りで行われていました。 村で強欲、残虐、非常識で有名だった独り者のばあさんが亡くなった時に、 祖父や村の人らが火葬場で、そのばあさんの死体を燃やし […]

坊主岩の下

2015-07-29   怪異

山奥の里に、漁師と呼ばれている男がいた。早朝山へ登ると、夕方には魚を持ち帰ってくる。 里で持ち帰った魚を売るのだが、その中に海のものと思われる魚が混ざっている。 どの魚も採れたてのように新鮮なので、ある人が何処で釣ってい […]