カーブ先の事故を事前に察知した不思議体験
2017-08-24 怪異
先日、首都圏近郊の温泉に向かうため妻を乗せて車を運転していました。時間と共に走りなれた郊外の幹線道路から、次第に山間部の曲がりくねった、ブラインドカーブの続く道へと景色が移り変わります。排気量のけして大きくは無い愛車をな […]
2017-08-24 怪異
先日、首都圏近郊の温泉に向かうため妻を乗せて車を運転していました。時間と共に走りなれた郊外の幹線道路から、次第に山間部の曲がりくねった、ブラインドカーブの続く道へと景色が移り変わります。排気量のけして大きくは無い愛車をな […]
2017-08-24 怪異
地図だけを頼りに山へ入り込み、地図上、平らな地形の場所にテントを張る。馬鹿馬鹿しいが、それはそれで面白い遊びだ。それでも、見込み違いはある。ガイドマップではなく、国土地理院発行の五万分の一や二万五千分の一の地図から得られ […]
2017-08-20 怪異
小さい頃、引越しした友達の家に遊びにいきました。東北の山奥とだけ言っておきます。近くにきれいな川が沢山あり、カジカを取りに行こうということになりました。ヤスというでかいフォークみたいな道具でブスっとカジカを刺して取るんだ […]
2017-08-20 怪異
友人の話。夜の峠道を車で走っていた時のこと。いきなり誰もいない後部座席に、何かの気配が湧いたのだという。その道は出るという噂があったので、思わず緊張してしまったそうだ。嫌だったが、恐る恐るルームミラーを覗き込んだ。 後部 […]
2017-08-20 怪異
聞いた話。男が炭を焼いていると、窯の中から妙な音がする。耳を澄ませると、男がいつも歌っている歌が聞こえてきた。気味が悪くなったものの、そのまま焼き続けた。やがて出来上がった炭は、生焼けで使い物にならなかったと言う。
2017-08-19 怪異
聞いた話。一仕事終えた男が山で酒を飲んでいると、突然耳もとで声がした。 「馬鹿だな、馬の小便なんか飲んで」 それを聞いた途端、口の中に何とも言えない味が広がり、男は思わず酒の瓶を放り投げた。一瞬後、我に返った男がいくら探 […]
2017-08-18 怪異
昔、交野の山中に五八寸(ゴハッスン)と云う蛇がいた。胴周り五寸、長さ八寸、こう云う形の蛇だといわれ、もしこれを殺すと、捕った者は必ず死ぬと云いわれていた。 昭和初年の夏、枚方の春日に住む貧乏な酒飲みの男が五八寸を捕まえた […]
2017-08-17 怪異
脇の斜面に突き出た岩に座って飴玉をしゃぶっていると、足元に何か落ちているのが見えた。札を折らずに入れられる、大ぶりな財布だった。難所を越えて、一息入れたくなるような場所には、時折こうした落し物がある。俺も以前、私鉄電車の […]
2017-08-17 怪異
同僚の話。山中で測量をしていた時、不気味な物を見つけて腰を抜かした。谷の間に綱紐が長く渡されて、そこに人の首が何個もぶら提げられていたのだ。勇気を振り絞って調べに近寄ると何のことはない、すべてマネキンの首だった。 「まっ […]
2017-08-17 怪異
叔父が猟師をやっています。半分造林業ですけどね。その叔父を車に乗せて隣の県まで行ってきた帰りでした。会話の種も尽きて、無言で運転していました。県境のトンネルまで来たところで、ふと峠越えの旧道に行きたくなりそちらの道に入っ […]