カーブ先の事故を事前に察知した不思議体験

先日、首都圏近郊の温泉に向かうため妻を乗せて車を運転していました。時間と共に走りなれた郊外の幹線道路から、次第に山間部の曲がりくねった、ブラインドカーブの続く道へと景色が移り変わります。排気量のけして大きくは無い愛車をなんとかけしかけて、幾重にも続くカーブを走りぬけあるカーブを抜けた時、斜面の影から車道のほぼ真ん中を歩く人影が躍り出ました。

とっさにハンドルを切り、フルブレーキで交わすと、その先に横転した軽自動車とそれと衝突したと思われるRV車が道を塞ぐ形で停まっていました。もしその人影が無ければ、日中とはいえ、自分の車が多重事故の当事者となっていたかもしれません。

ひとつ不思議なのは、妻は起きて私と会話していたにもかかわらず、その人影を見ていないというのです。妻は、当初なぜブラインドカーブの先の事故現場を事前に察知できたのか不思議だったそうでしたが、人影の話をすると顔色が変わり急に黙ってしまいました。反対側から来た数台の車の搭乗者が、警察と消防に連絡をとっている事を確認すると道を先に進めましたが、正直、温泉を満喫するような気分は吹き飛んでしまいました。あれはなんだったのか・・・。

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