妖怪」カテゴリーアーカイブ

無人島に住み着いた友人に取り憑いたものの正体とは…

2017-02-15   妖怪

死んだジイさんが法事で酔っ払った時に聞いた話。ジイさんは若い頃、鹿児島で漁師をしていた。ベテラン漁師の船に乗せてもらって働いていて、毎日のように漁に出ていた。その辺りの海は無人島が点在していて、その中に、昔々海賊が財宝を […]

深夜2時、山奥を歩くはっぴ姿のニンゲンの正体とは…

2017-02-09   妖怪

知人夫婦から聞いた本当の話。当時二人がまだ恋人同士だった頃。友人数人と車2台で海かどこかにでかけたらしい。その帰り、山道を通っていた時のことだ。 時間は2時をまわっていた。あたりには民家もなく、薄暗い木々の間を車で走る。 […]

全員揃わなくても次の目的地に出発してしまう某バスツアーの謎

2017-02-08   妖怪

観光バスのバスガイドやってるんだけど、いつもお狐様が乗ってくる!という地区がある。その地区を出発するとき、何度数えても、お客さんが一人多い。誰が数えても、ぜったいに一人多い。なのに、名簿で確認しても、誰にも、誰が多いのか […]

焚き火の中で蠢く「或るモノ」の正体とは

2017-02-05   妖怪

先輩の話。キャンプでのことだ。山でテントを張り、独り夕食を済ませた。ぼんやり、たき火をみていると、火の中で何か動いている。 目をこらして見ていると、炎をまとった小人が踊っていた。驚きつつも、その軽快な踊りに見とれていると […]

八本手の老婆のような物の怪に全身の骨を折られた話

2017-02-03   妖怪

友人の体験談。ある日友人が山にオオクワガタを採りに行った時のこと、いきなり何者かに物凄い力で斜面に押さえつけられた。 何事かと横目で後ろを見るとマジで毛だらけの老婆のような物の怪が、長い八本の手で彼を押さえ付けていたそう […]

【茂みに隠れる異形の者】アケビを採る異様に長い手の持ち主

2017-02-01   妖怪

知人の話。ずいぶん前の丹沢での出来事だ。今はダムになっている、近くの山に入った。山道の途中で休んでたらしい。道から外れたところはクマザサが茂っていて奥の方の木のところにアケビがぶらさがってた。 ぼんやりとそれを見てたら下 […]

戦後まで三島の山奥に存在した「天狗村」

2017-01-31   妖怪

天狗の鼻は、白人の高い鼻が訛化したものだという話だけどね。男根の象徴という見方も実際にある。 そういえば三島の山奥には、戦後間もない頃まで”天狗の集落”があったそうだよ。独自の言葉を話し、体格は明らかに白人のようにガタイ […]

異常に細長い山奥の廃火葬場で焼いていたモノとは…

2017-01-31   妖怪

あなたは廃火葬場を見たことがあるでしょうか? 今では覚えている人もあまりいないのでしょうが、自分が住んでいた田舎では、昔は村落ごとに小さな火葬場がありました。火葬場といっても、小さな納屋くらいの大きさで、石造りの小屋です […]

畳の下で行われる「古鼬」の宴

2017-01-30   妖怪

同僚の話。夜、自宅で寝ていると、ざわざわという音で目が覚めた。微かだが、耳を澄ませば確かに聞こえる。多勢が楽しく語らっているようで、陽気な御囃子も聞こえていた。近所のどこかで宴会でもしているのかなと、寝惚け眼で思ったとい […]

【山のドライブ】狸と狐のガソリンスタンド

2017-01-28   妖怪

山をいくつも越え、目指す宿まで、あと少し。ガソリンスタンドがあり、そばに「この先スタンドありません。」という看板があった。以前、北海道で似たような看板を見たことがある。「この先50キロ スタンドありません。」しかしその先 […]