『人間の間引き』に使われていた山の現在…
2017-08-13 心霊
東京近郊、多摩丘陵とか、狭山丘陵とかの、山とも呼べないような山が年々宅地造成で消えていくのがしみじみ恐ろしい。オレの通っていた大学は八王子にあったんだが、オレは混雑した学バスが嫌いで、ハイキングコースのような山道を越えて […]
2017-08-13 心霊
東京近郊、多摩丘陵とか、狭山丘陵とかの、山とも呼べないような山が年々宅地造成で消えていくのがしみじみ恐ろしい。オレの通っていた大学は八王子にあったんだが、オレは混雑した学バスが嫌いで、ハイキングコースのような山道を越えて […]
2017-08-09 怪異
私の体験した話。初めて一人用ツェルトを買った時、嬉しくて、何泊か山で過ごす計画を立てた。初日にキャンプしたのは、ある鄙びた神社の外れだった。境内から少し下った所に滝があり、辺りは開けた砂の河原になっている。一目で気に入り […]
2017-08-08 怪異
怖さを求める退屈な若者と違い、遠出をすることで日々の発散をしようと考える労働者は社会に蔓莚している。車やバイクを差し向ける孤独な輩の行く先は何時だって山であり、開放的な海志向と違い、人間性が屈折している率は高い。自分もそ […]
2017-08-07 心霊
俺の地元はかなり田舎で、周りが山ばっかり。そんなわけで、近所の家も数件しかなかったんだが、その中に犬を飼っているS家があった。そのS家の家族は犬の世話をロクにせず散歩にも行かず、一日中繋ぎっぱなしだった。おまけに犬が死ん […]
2017-08-06 怪異
友人と八ヶ岳に行ったときの話。 「山笑う」は春の季語だけどそれを実際に体験したから書いてみる。春先、友人と八ヶ岳に登山に出かけた。春とは言ってもまだ雪も多く残っていてちょっとした雪山登山だった。雪が溶けかけて小さな若葉が […]
2017-08-02 妖怪
屋久島の山には不思議なことが多い。10月になれば、山と山の間に太鼓の音がドン、ドン、ドン、とゆっくりと聞こえ、それが夜明けになると、ドンドンドンドン・・・と早く聞こえてくるといわれます。なぜかと言うに、10月は神無月(か […]
2017-07-28 妖怪
近所のおっちゃん。木を切る時、誤って木の下敷きになって死んだ。うわさによると、切ってはいけないといわれている木を伐採中の出来事らしい。切ってはいけないという木って何だろう?と気にはなったけど、なんとなく怖くて聞けずじまい […]
2017-07-27 怪異
いつも行く山の中で一人でキャンプしていたんだ。酒ちょっと飲みすぎて明け方、目を覚まし、水飲むのに寝ぼけて汲み置きした水筒が見つからなくってテントの口あけて外見たら、テントの入り口においらの登山靴ともうもう一足泥まみれの登 […]
2017-07-26 怪異
友人の話。山で下生えを刈っていた時のこと。鎌を振る手を休め、近くにあった樹木によりかかって休みを取った。 「!」 小さな、しかし鋭い痛みを腕に覚え、慌てて身を翻す。左の二の腕から血が滲み始めている。まるで小動物に噛まれた […]
2017-07-26 妖怪
知り合いの話。峠道を歩いていると、急に荷物が重くなったのだという。ザックにはおかしいところは見当たらず、溜まった疲労が出たのかと不安になった。休もうかなと考えながら歩いていると、道のすぐ横に沼が現れた。何気なく水面を見、 […]