山に入る時必ずお守りを持参する友人の体験談

知り合いの話。峠道を歩いていると、急に荷物が重くなったのだという。ザックにはおかしいところは見当たらず、溜まった疲労が出たのかと不安になった。休もうかなと考えながら歩いていると、道のすぐ横に沼が現れた。何気なく水面を見、思わず目を疑った。

ほんの一瞬だが、荷物に何かがしがみついているのが映っていたのだ。小柄で灰色な猿のような姿をしていたという。
次の瞬間、いきなり荷物が軽くなった。振り向いても何も見えなかったが、小走りに遠ざかる足音だけは聞こえたそうだ。以来、彼は山に入る時は御守りを持参するようにしている。

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