妖怪」カテゴリーアーカイブ

海沿いの市営住宅に現れた顔だけのおっさん

2016-01-23   妖怪

A市に住んでいた時の話。A市の市営住宅に一人で住んでいた。(埋立地にあり交通の便が悪いので一人者でも入れるくらい空いてる)ほとんど海に囲まれており夜はとても静かなので田舎暮らしの自分には快適。 夏のある日、夜暑かったので […]

水木しげる記念館に贈られた死神の張子

2016-01-22   妖怪

俺の住んでる地、鳥取県境港市には、水木しげる記念館なるものがある。いわずとしれた妖怪作家の記念館である。 ここには全国の物好きから妖怪オブジェなるものが贈られて来る。絵画や張子等、あらゆるものが贈られて来る。それらは記念 […]

命を奪う黒い玉

2016-01-22   妖怪

いまから15年くらい前の夏の夜の話です。 母とわたしは交代で、深夜に老犬であるヨークシャーテリアの散歩をさせていたりしたときのことです。いまも母はその恐怖について、時々思い出して話しています。 その日は工場のそばにある、 […]

その異形の者を直視してはいけない

2016-01-21   妖怪

これは俺が14歳の時の話だ。冬休みに、N県にある叔父(と言ってもまだ当時30代)の別荘に遊びに行く事になった。 本当は彼女と行きたかったらしいが、最近別れたので俺を誘ったらしい。小さい頃から仲良くしてもらっていたので、俺 […]

【北海道の炭鉱にて】皮を剥がれた遺体

2016-01-17   妖怪

昭和の初め頃、夕張のボタ山でのお話。 開拓民として本州から渡って来ていた炭鉱夫Aさんは、爆発事故に見舞われた。一命はとりとめたものの、全身ヤケドの重体だった。昔の事とて、ろくな治療も施されず、全身包帯に包まれて、女房の待 […]

東北の渓流の小豆洗い

2016-01-16   妖怪

俺は、あずきとぎ?の音を聴いたことがある。その日は、五月の平日で、天気は晴れ、時間はお昼位でした。大倉ダムのかなり上流にある橋のたもとから入渓して、支流をどんどん遡っていった。本流では人を見かけたけど、支流をかなり遡って […]

市松人形が欲しい

2016-01-16   妖怪

私がまだ十代のころの話。 ある日突然、市松人形が欲しくなった。もう欲しくて欲しくてたまらない。白い着物に赤い帯、紅はほんのり紅い、市松人形がなんとしてでも欲しい。それでお店のお客に手当たり次第情報を求めた。何処で売ってて […]

【サークルの合宿で】どろり、と流れ出る中身

2016-01-13   妖怪

数年前、某県にある山での話。 俺は当時食べ歩きを目的とした大学サークルに入っていて、一月に一回くらいのペースで美味いって評判の店なんかを巡ってた。普段行くところはだいたい県内だったけど、長期休暇なんかには泊まりで遠出とか […]

【ろくろ腕】主人とは結婚25周年なんですよ、ええ……

2016-01-12   妖怪

北陸方面の岩峰に8年前の夏に登ったときの話。 本格登山ではなく、ロープウェーを使った軟弱登山。本当は麓から登りたかったんだが、休みの関係でどうしようもなかった。5時間ほど稜線を歩いて山小屋で一泊して帰る予定だった。有名な […]

クラスで浮いてる同級生と寂れた神社の妖怪変化

2016-01-11   妖怪

高校生のとき教室で怖い話で盛り上がり、心霊スポットのさびれた神社にいくことになった。当然メンバーに女子はおらず、男三人で行くことになったけどな。夕方で、男三人いるということもあり、全然怖くない。 「やっぱり幽霊なんていな […]