投稿者「kowabana」のアーカイブ

ヒダル神に気に入られる

2015-09-11  

10年ほど前になるが、一人で山登りして下山する途中。 突然の雨に足止めされて、でかい木の下で雨宿りをしていた。 ふと、食べ残しのおにぎりを食べながら、ボーッとしていた俺のすぐ近くで、人の声が聞こえた。 見回したが、誰もい […]

ビデオに映る正体不明の白い影

2015-09-10   心霊

私は親族に、主に妻の家族へ隠し事をしている。 なぜ私だけが知り、なぜあの時お義父さんが私だけに話したのか。 それは10年以上経過した今でもわからない。 それは妻の母親、つまり私のお義母さんが亡くなってから2ヶ月後。 その […]

山を仕切る一本だたら

2015-09-10   妖怪

『遠野物語』に登場する霊峰・早池峰山の主は女神だが、実質お山を取り仕切っているのは怪物だという。 んで、この怪物というのが面白い奴で、顔が三つあり、一本足のデカい怪物、通称『三面大黒』なんだそうだ。 個人的にはこいつもヤ […]

鬼になった武士

2015-09-10   妖怪

鬼になった人の話。 文政十二年(1829年)、6月8日のこと。遠野南部藩からの命令で、この町で山狩りが行われた。 これは館野武石衛門という猟師がリーダーとなり、 辺り一帯の村や町に住む武士や町人、農民までもが駆り出された […]

呟くシャレコウベ

2015-09-09   妖怪

山仲間の話。 とある山に一緒に入っている時、その山に伝わる四方山話をしてくれた。 「ここの奥の森でさ、ブツブツと呟く声が聞こえてくることがあるんだって。誰か居るのかと踏み込んでみると、ボロボロのシャレコウベが落ちているん […]

【妖怪の洒落にならない怖い話】葬式の夜、火車が遺体を奪いに来る

2015-09-09   妖怪

俺の実家の小さな村では、女が死んだとき、お葬式の晩は村の男を10人集め、 酒盛りをしながらろうそくや線香を絶やさず燃やし続ける、という風習がある。 ろうそくには決まった形があり、 仏像を崩した?ような形を、その年の番に抜 […]

池に誘う擬態ババア

2015-09-09   妖怪

幼稚園の頃、『うちのタマしりませんか?』というキャラクターが好きで、よくグッズを買ってもらっていた。 家族でキャンプに行った日のこと。 両親やお兄ちゃんは食事の支度をしていて、私は暇を持て余していた。 すると、木の蔭から […]

お札が呪符になる過程

2015-09-08  

「お札がビッシリ貼られていた…」って話。 これ系の話見たり聞いたりする時、いつも疑問に思ってた。 お札って良いものでしょ?って。 お札は怖いものを避けたり封じたり。 お札が貼ってあるんなら、大丈夫です、安心ですよーって事 […]

崖の上の覆面地蔵

2015-09-08  

小学校の頃、通学路に小さなほこらがあった。 その傍らに背が40センチぐらいの地蔵が4つ、通学路のほうを向いて並んでたんだが、 右端の地蔵だけ顔が見えないように、チュンリーのフンドシみたいに顔の前面が布で隠されていた。 上 […]

子供たちが作った神様

2015-09-08  

祖父の体験談。 — 小学校6年生の頃、夏休みに友達と二人で川遊びを始めた。 川遊びは危険なので、学校では厳しく禁止を呼び掛けていたが、 当時土手は、綺麗に整備されて無く木で覆われていて、隠れて遊ぶ事が出来た。 […]