心霊写真に「なった」、祖父の写真

私の母が体験した心霊写真についてです。
私が幼稚園に通っていた頃から母が額に入れて大切にしていた写真がありました。母方の祖父の写真です。祖父が亡くなる前に撮った、最後の写真です。まだ、白黒で、母が撮った写真です。写真を撮った後、あっという間に息を引き取ったそうです。

しかし、私が小学4年生になった頃、大切に飾っていた、祖父の写真が無くなっているのです。気になった私は、母に「そういえば、いつも飾っていた、おじいちゃんの写真は何処にあるの?」と、質問しました。すると、母の顔付きが変わり、私に返答しました。「あの写真はね、もう無くなっちゃたの。実はね、あの写真、最初は普通の写真だったんだけど、最近になって、おじいちゃんの胸の辺りに女の人の顔が浮かび上がって来たの。心霊写真だったの」

しかも、その女性の顔が、祖父より先に亡くなった、祖父の妹さんだというのです。その写真を寺に持って行き、焼いて貰ったそうです。住職が言うには、その写真は本当にやばい物で、一人で寂しくなった妹さんが、祖父を、あの世へ引きずりこんだと言うことです。

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