【不気味な話】深夜に来る掃除のおばちゃん

今日は私が4年生の時の話。父には霊感があり、少し見えたり聞こえたりするらしい。当時、私と兄は玄関に入って右の部屋で寝ていて、母と父は左側の部屋で寝ていた。ある時、私は不意に目を覚ました。しばらくすると誰かがインターフォンを鳴らす音。母か父のどちらかが出ると思ったが誰も出ない。放っておくとガチャリと音がし、閉まっているはずのドアが開いた。

私がビックリして上体を起こすと『玄関汚いから誰か掃除してー』と中年のおばちゃんの声が聞こえて来た。私は『何だ掃除のおばちゃんか』ぐらいにしか思って無く、なぜドアが開いたのかと言う事などは気にしなかった。それにしても眠い。今は夜の3時だ。めんどくさいので『母さんに頼んでー』と言うと『大人はダメなんよ…』と沈んだ声で言われた。その時、何がおこったのかは分からないが急に起こしていた上体を後ろに倒されそのまま眠ったのを覚えている。

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