友人の体験したそんなに恐くない話。
その友人の家には幽霊が住みついてるみたいで、しょっちゅう目撃するそうな。でも、ただ見えるだけで何かしてくるとかそんなのは無く別に気にせず生活してた。
ある夏の日、友人が自分の部屋のベッドで寝ていると例によって金縛り。急にベッドの脇にある窓がガラッと。窓から入ってきたソイツはおもむろに友人の布団にもぐりこみ横に並んで寝た。「横で寝ちゃったよー」と、友人はビビリ気味。するとソイツは布団から出て部屋のドアから出ていった。「やっと出ていった」と安心したのも束の間。また、部屋の窓がガラッと。ソイツが入ってきた。
ソイツはまた、友人の布団にもぐりこみ、部屋のドアから出ていった。ずっとその繰り返し。窓から侵入→友人の横で寝る→部屋のドアから出ていく→窓から侵入…。一晩中それが続き、恐怖も薄れた友人はそのまま寝てしまった。朝になると、窓もドアも開けっ放しで夢じゃないんだなーって。そんな話。
俺はこの話を聞いたとき、恐いというより笑いました。