神隠しの廃墟

俺は霊感が全然ないのに、世の中の見ちゃいけないものを見ます。高校の時に廃墟ブームがきて、その日も工場の廃墟で先輩や友達6人くらいで鬼ごっこしてました。体育館くらいの大きさのスペースにちょこちょこっと取り残された機械があって、鬼ごっこには最適でした。いやー燃えた燃えた。

俺が鬼のときです。工場の隅に部屋があり、そこかららせん階段が真上の工場全体を見渡せる部屋(監視塔っ?)に延びていて、俺は逃げる先輩をらせん階段に追い込みました。先輩はらせん階段を登りきり、監視塔へ。しめた!追いつめた!ラスト1まわりのらせん階段をだだっと駆け抜けて、監視塔のドアをがばっと開け 「堪忍しろっ!」と叫びました。

しかしその何もない部屋に先輩が見あたりません。おっかしいな~と思ってるとケータイに先輩から着信が。
「ちょっと下の部屋にきてくれ」
なぜか真下の部屋に現れて、みんなを集める先輩。話を聞くと、俺に追いつめられて監視塔に入った瞬間、ふっと意識が切れて、気がついたら下の部屋にいたそうです。

神隠しってやつかな~なんて笑いながらも内心びびってた俺たちはすぐに帰りました。未だにあれがなんだったのかわかりません。たぶんあの工場は悪の組織がワープ技術を研究してたのでは?と高2にもなってまじめに話してました。

『神隠しの廃墟』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2016/08/17(水) 12:13:52 ID:Q2NDU0MTA

    堪忍→×
    観念→○

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