いとこ(仮にA)には霊感があるらしく、踏み切りで左右確認したら窓の外に女の人が…とか、飲み屋で友達と飲んでいて背中に視線を感じて、前に座ってる人に聞いたらじっとAを睨んでる、とかいろいろな体験のある人です。
ある日私と私の兄が、Aの家に泊まっていました。何をするわけでもなく、そうそうに3人で就寝。私はAの隣で寝ていて、兄は私達の足の下の方で寝ていました。そして、お決まりのように夜中ふと目が覚めました。『ぱらぱら…ぱらぱら…』何か小さい、粒みたいなものが私の布団の周りに落ちてくる音がしました。なんだろ?と思いながらも、またすぐ寝入ってしまいました。
しばらくして、またぱらぱら何か、今度は私の顔の上に落ちてくるんです。一体何が落ちてくるのか気になり、目を開けました。するとその粒みたいなものが目のなかに入って、なんだよもう、と思いました。今思うと、何故それだけしか思わなかったのか…。そしていつの間にか寝てしまったらしく、朝になりました。
するといとこが「お前昨日の夜中何やってたんだ?変な粒みたいなの人にまきやがって」は?なんのこと?と言っても、いとこは私の悪戯だと思って、私の話は信じてくれませんでした。あとで思い出したんですが、何故かあの時、黒い粒だということだけはわかったんです。夜中だし、電気も付けてないのに何故…?
それに、起きたときにはそんな粒どこにもなかったんですよね