動物霊って信じますか?可愛がってくれた主人に礼をするだの、なんだの。全部犬の話…。しかし猫にもそんな話があるのを紹介します。
4年前、うちにはピーちゃんと言う猫を飼っていました。とても礼儀がいい猫で、かわいくて、寝るときも一緒なくらいに、みんなで可愛がっていました。ある日そんなピーちゃんが外に出掛けたきり、帰ってこなくなりました…。心配した私たちは捜し回ったのですが、どこにもいません。
無事な事を信じて帰りを待つことにした2日後の日曜日。友達とカラオケに行く約束をして、家をでて、道路添いの道を歩いていると、途中に花壇があり、そこで猫の死骸を見つけてしまいました。それもピーちゃんそっくりの…。私は、ピーちゃんだと思いその場で泣きくずれました…。
車に跳ねられたのか、猫は頭が潰れていて、舌ベロをだしていました。近くの電話で家に電話をし、ピーちゃんが死んでる事を母親に伝えました…。母も泣き、私は友達に理由を話して、断ってカラオケに行くのをやめて家に戻る事にしました。家に戻ると、さっき泣いてた母はケロっとしていて、は?…と思ったのですが『ピーちゃん帰ってきたよ。今あっちでご飯食べてるよ。』と言ってきたんです。
すぐさま確認したのですが、ピーちゃんでした。私は本当に安心して、ピーちゃんを抱っこして抱き締めました。そしてまた友達に電話してやっぱりカラオケに行く事にしました。カラオケに向かう道の途中の、あの花壇の猫に『本当にそっくりだから。間違えちゃったごめん。』と母にもたされた猫餌を添えてました。首輪をしていなかったので、野良猫かな?と思っていました。
まっすぐカラオケに向かい、夕方、家に帰る時、その場所を通ると、まだあの猫はいました。目をそらしながら通り過ぎ、足早に家に着いてからピーちゃんと遊んだり一緒に寝たりしました。翌日いつもの様にピーちゃんは散歩に出掛けていきました。私も学校にいき、帰るとまだピーちゃんの姿はありません……。また家族は、心配で探しにいったのですが、見当たらずとうとう帰ってきませんでした。
そして半年後、わけあって引っ越しをしました。あの花壇の猫は埋められる事なくどんどん、ひからびて、その頃にはもう無くなっていました。そして、あの花壇の猫が、本当はピーちゃんだったと確信した出来事…。
引っ越しが決まる前、あの花壇の前を通ると、猫の死骸があった場所に猫の首輪が古びて落ちてありました。間違いなくピーちゃんの首輪でした……。きっと亡くなってから最後に会いに来たに違いないと、家族は今でも思っています。今でもピーちゃんを誰一人忘れたりしていません。
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いや干からびるまで見てたなら埋めてやれよと思った…
せめて土をかけるなり方法はあっただろうに