その女性の鞄には、血のついた果物ナイフが入っていた・・・

ある男性が町を歩いていた。前から女が歩いてきて、男性に話掛けてきた。
女「○○病院への行き方を教えてくれませんか?」
男「あぁ○○病院ならあそこの交差点を右に曲がって道なりにいけば10分ぐらいでつきますよ。」
女「親切にありがとうございます。それでは」
軽く会釈をすると○○病院へ向かって行ってしまった。

男は立ち話をしている時見てしまったのだ……黒い手提カバンの中に血のベットリついた果物ナイフが入っているのを……。

この話には続きがある。先程と同じようにその女に話し掛けられた別の男性がいた。
女「○○病院への行き方を教えてくれませんか?」
男「すいません。今急いでいるので別の方に聞いてくれませんか?」
その瞬間ドスッと腹を刺された。そして女は消えていった。

女は元○○病院の患者で家族が見舞いに来た時に発狂し近くにあった果物ナイフで自分を刺して死んでしまった……。その女は自分の死に場所である○○病院へ死んでもまだ行こうとしてしているのである。ちなみに道を聞かれたときに道を教えないと殺されるらしい。

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