暖房の怨念

これはクラスで起きた話。うちの高校は古い私立校なんだよね。だから教室の暖房の設備とかも古くて、冬は信じられないくらい寒くなるんだ。

ある日、放課後に忘れものした子がいたんだって(仮にA子とします)A子は、テスト前日なのに教科書忘れて取りにきたんだって。冬の5時ごろだからすごく日が暮れるのも早くて、学校の中も真っ暗でさっさと帰ろう~って思って急いで自分の教室にはいったんだって。すると、電気がついていなかったから気付いたらしいんだけど、なんか窓際の暖房側の席がすごく赤く灯ってたらしい。

A子が不思議に思って電気をつけたら何もかわってなかったんだって。おかしいなぁとおもいながらも教科書をとって帰ろうと電気を消したら、また窓際の暖房側の席が赤く灯ってたらしい!A子は、少し怖くなってまた電気をつけたら、また赤い灯りが消えている…気のせいかなぁとA子が思った瞬間A子は気付いたの!

「窓際の暖房がなくなっている…!」なんか窓際のその席近辺の暖房が綺麗にとりはずされてたらしい。おかしいと思った瞬間、いきなり背後にものすごい熱風を感じたらしい。そして、ふりむいてみたらそこには取り外された暖房があった。「えっ?」とA子が思った直後、暖房の中からすごい長身の(180センチくらい)のくせ毛の激しい男の子が出てきた。そして「のっぺり…」と言ってA子に近寄って来たらしい。A子は悲鳴をあげて、無我夢中で学校を出たみたい。

後から聞いた話だと、昔暖房が故障して火事になったことがあって、ヤナギっていう男汚個だけ寝ていたから逃げ遅れて亡くなったらしい。だから今でもその無念から全国の高校の暖房を通じて現れるみたい…

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