高校二年の時、定期テストの前日のことです。普段あまりにも勉強をしてなかった自分は最後の悪あがき、と夜中まで勉強していました。それで、多分夜中の二時くらいだったと思うんですが…。
外から「カツーン…カツーン…」と鉄の棒でアスファルトを叩くような音がして気にはなったんですが、何せ留年がかかっていたので、気にしないようにして勉強していました。すると少しずつなんですが音が近くなってきてるんですよ。そのうちに音はどんどん近づいてきて、殆ど窓一枚隔てた場所から聞こえてきます。もう勉強どころじゃなく、ベッドの中に入ってビビってると、不意に音が止みました。
終わった・・・と安心してベッドから出た瞬間、
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン！！！
部屋は二階なんで多分普通の人は登れないとはずなんです、本当に鳥肌が立ちました。