毎日病室に来る女の子

ある病院で起こった話です。その病院は市民病院でとても多くの患者が入院、利用している大病院で、その地元の高校に通うN君も部活のサッカー部で試合中事故に遭い、両足骨折という大惨事にあったので入院する事になったんです。N君の入院する部屋は一階にあたり、窓の外は公園になっていました。

ある日、N君が本を読んでいると、窓から顔をひょこっと出しN君を覗いている女の子がいました。N君は笑顔で「お父さんかお母さんが入院してるの?」と話し掛けました。女の子はその問いに答えませんでしたが笑顔を見せ、覗いていた顔を降ろし帰って行きました。

その日からというもの毎日のようにその女の子はN君の部屋の窓から顔を覗かせてはN君をじっと見るようになりました。N君も毎日見舞いに来てくれているような気がしてうれしく思いました。N君はその度女の子に話かけるんですが女の子は何も言わず笑顔を見せるだけなので「あの子は耳が聞こえないのかなぁ」と思っていました。

次の日、ポッキーを食べているとまたいつものように女の子が顔を覗かせたので、N君は「いつも来てくれてありがとう、ポッキー食べる?」とポッキーを女の子の方へ向けました。
「ガガガガガガ」
その瞬間、女の子はすごい勢いで両手で地面を這いながらN君に近づいてきたんです。女の子の両足が無いのが見えて、N君は「うわぁあー」とベッドの布団に潜りました。

N君はそのまま寝てしまい、ナースに起こされて気が付きました。その時にはもう女の子の姿は無く、N君はナースにその女の子の事を打ち明けました。ナースは半信半疑で信じようとしません。
「そんな事あるはずないじゃないの、だってこの窓、外から5メートルも上にあるのよ」

『毎日病室に来る女の子』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2018/10/19(金) 13:20:01 ID:AyOTcyOTU

    ポッキーは嫌い。

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