【登山の不思議体験談】雨宿りで山の洞窟に入ると、中がレトロな食堂だった

ちょっと短いですが、経験した話です。ある日、ふっと山に行きたくなって家を出ました。電車に乗って登り慣れた山へ行き、駅前のコンビニで昼食を買ってから登山口から上りました。平日の長閑な天気だったので、とても気持ちいい登山でした。空腹を覚えたので時計を見ると、昼前。「そろそろ、昼飯にするかな。」と思い、近くの岩に腰掛けてザックからコンビニの袋を取り出し、ふと気が付くと曇っています。ポツリポツリと雨も降ってきました。「こりゃあ、まずいな。」と思い、昼飯の袋をぶら下げたまま雨のしのげる場所を探していると斜面に洞穴が見えました。「よし、あそこだ」と思い、入ると。何故か、明るい。それに中の様子が変なのです。木のテーブルに丸椅子、カウンター。まるで昔の食堂かラーメン屋のようでした。「へ・・・?」唖然としていると。男性が出てきて「いらっしゃい、どうぞ、カウンターへ。」と言うので、「あ、すみません。間違えました。」としどろもどろに外に出ると。外はいい天気、「あれ?変だな」そう思い後ろを振り返ると洞穴などなく、ただの岩肌。「ああ、化かされたんかな?」そう思い、ぶら下げたままの飯の袋を開くと、買ったはずの稲荷寿司が消えていました。「ったく、化かさなくても飯食ってる時にきたらあげるのに。」そう愚痴っぽく言って、弁当を食べていると、藪から狐が見ています。「こいつかあ。」と思ったのですが、まあいいか、と思い弁当から唐揚をとり、投げてあげると咥えて藪の中へ戻っていきました。狐に化かされたのは初めてでした。


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