【山の不思議な話】二足歩行の白い猿

平野と呼ばれる地域の山間に住んでる自分には山と里の境すら曖昧。地図に山って書いてあれば山というならここは山ではないが。地元の人間の間では山と呼ぶんだな、これが。人が無意識に張ったラインを超えた先を山と呼ぶのかね。

幼い頃、一緒に遊んでいた兄が白い猿を見たといって必死で俺を連れて逃げたことがあるよ。あとから聞いた話では二本足で道の真ん中に立ってたらしい。もちろん飼い主の姿もなければ近辺に猿なんかいない。明るい時間だったし見間違えるほど見知らぬ人間のうろつく土地でもない。なんだったのか未だにさっぱりわからんが、里山にも変なものは出るのかね?関係ないけど、先日庭を掘ったら土器が出てきたよ。弥生人の幽霊ですか?



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