【遭難者多数】魔の山、谷川岳の怖い話

よく聞く話なんだけど、俺も山岳部で冬山専門で攻めてたよ。谷川岳は10回以上アタックして、やっぱり初回から見ました。三人目を登ってるはずなのに、吹雪とガスの向こう、前に三人歩いていて、『ありゃ誰だ?』でも、みんな気付いてるけど何も言わない。かかわりたくないからな。あ、誰かまだ埋もれてるんだな。と思うだけ…。ガスの中、15メーターぐらい離れて下山してくるパーティがいる。でも生きた人のパーティではないんだよ。ガスのかかってるところは崖の下のはずなんだから。遭難した人の霊魂は本当によく見たよ。はじめのうちはビビッてたけど、そのうち慣れっこになって気にしなくなり、むしろ絶対に相手にしない。誘われると困るからな。そんな俺も40近くなり、冬山はやめた。先日、谷川岳に単独アタックといっても夏だが、深夜に冬装備で登ってるグループを見た。もちろん、生きた人であろうはずはないんだけど、腕っぷしにも自信がなくなってきた今、正直ビビッたよ。

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