金縛りはちょくちょく経験してた中学生のころの話。夜なかなか寝付けなくて、なんとなくぼぉーっと天井見てた。部屋の電気は消してるけど、部屋のデカイ窓のおかげで真っ暗闇にもならず、なんとなく天井の木目なんかを見てた。
そして、いきなり真っ黒になった。今まで木目が見えてたはずの天井が、ただ真っ黒。何だ何だ!?と思い、又金縛りか?と手をゆっくり動かすが、動く。少しだけだが顔も動かしたが、真っ黒なまま。いつもの金縛りじゃないんだと思った。体も動くし、多分今体を起こせば天井は元の木目になるんだ・・・と思ったが、この後何があるんだろうという好奇心に勝てず、天井を見続けた。
すると、左側に骸骨の山が見えた。絵のような感じで怖いとも感じない。そして、右側に壁が見える。壁は結構長く続いてる。高さはさほどでもなく、学校の門位の高さだった。でも決定的に違うのは、その壁に描かれた丸い図形。壁に等間隔のように描かれた丸い図形。なんなんだろ?何だか解らぬうちに天井は元の木目を取り戻してた。