鎌倉の山で経験した話。銭洗い弁天から源氏山に抜ける山道から脇に反れた道を見つけブラブラと入っていってみると寂れた神社に行き着いた。そこまでは良くある事なのだが、屋根の上に何かが居た。とっさに頭を過ったのはバーバパパの子供の黒い毛玉みたいな奴。そんな毛玉な身体に口だけしかない白い仮面のような顔、白く細い手足をした人位の大きさの何かが神社の屋根に乗っていた。
あまりの出来事に硬直しながらも、写メを撮ろうと手探りで携帯を操作していると、向こうもこちらに気が付いたのか威嚇するように身体の毛をブワッと膨らませてゲタゲタ鳴きだした。そこで精神的に限界が来て奇声を上げながら来た道を逃げました。この話をするたび狸とかアライグマとかムササビとか言われるけどそんな物じゃ無いと思う
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これはオトロシ様かな