犬神憑きの俺の家系の話

うちの家族は犬に縁が深いと思う。苗字からして「いぬ」が入ってるし。多分実家が山間で、ちょこっと猟師みたいなことをやって生計立ててきたからなんだろうけど…。実家の敷地内にいくつかある小さなお社は全部犬神様だって聞いてるし、年に2回お社へのお礼をする時はその時飼っている犬が我が家の主みたいになる。ごはんを一番先に食べたり、一番いいところ貰ったりね。普段はそんなことしないんだけど…。

そのお蔭か?犬に助けられた体験がある人間が多い。イノシシ狩りしてて危ないところを見たことない犬に助けられたというオーソドックスなのから誘拐されそうになったところを近所の犬が吠えて追い払ってくれたとか、うちのティッシュペーパーの予備を盗もうとした元知人をうちの超弱気な犬が嗅ぎ取った?とか。山に近い畑にありがちなイノシシ害とか猿害も一切ないし、なんとなく犬神様が守ってくれてるのかなって思う。

でもその代わり猫はダメなんだよねー。即逃げられる。ウサギとか小動物もしかり。自分は今獣医学部に通っていて動物見たりするけど(といっても教授が仕事しやすくするための抑え役)さっきまで威嚇して吼えまくってた犬が速攻で大人しくしてくれる代わりに、猫とかは大変な事になってる…。生傷絶えないわ…。好きなんだけど触れないよ。あと質問だけど、自称霊感ある人に守護霊いないけど犬が憑いてるねって言われたんだけど、これって大丈夫なのかなー。ご先祖様は早く仕事して下さい。

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