私は過去に心霊体験を経験したことがあります。あれは小学校4年生ぐらいまでに起こったことなのですが、ある時寝て入ると枕元に誰かが座っているような気がして目が覚めました。しかし身体が全く動かなくなってしまい、声を出すことも出来ない状態になってしまったのです。私が寝ていた隣の部屋では両親がTVを見ている声が聞こえてくるのですが、全く動けず助けを呼ぶことが出来ませんでした。
枕元に座っていた何かが私の口の中に鉄の塊を押し込んできてとても苦しくてもがいていてると、ふっと動けるようになるのです。動けるようになるとパニックを起こしてしまって泣きわめいてしまうのですが、目で見るものすべてが大きくなったり小さくなったりと幻覚が見えてしまい恐怖で泣き叫ぶと両親が飛んできました。そのようなことが何度も起こり寝るのが怖くなってしまいました。物が大きくなったり小さくなったりする現象はしばらくすると落ち着いたり、父に身体を揺さぶられたり軽く頬を殴られるとなくなるのですがそれまでとても恐怖でした。
そのうち寝て入ると突然飛び起きて苦しいと喉をひっかくようになってしまい、さすがに両親もただ事ではないと感じたらしく知り合いから紹介されて霊媒師に見てもらうことにしたのです。その霊媒師はおばあさんで目の見えない猫と暮らしていました。霊媒師が言うには、私の両親が狐の祀られていた石を車ではねてしまったので狐の霊がついているという事でした。お祓いをしてもらって近くの神社にあぶらあげを持って母と一緒に何度もお参りに行ったのを覚えています。しかしすぐには治ってくれなかった記憶があります。
いったん落ち着いてやっと祟りが取れたと一安心したころ、今度は硬い物を見るだけでとても怖く感じてしまい、なぜか竹のほうきを見るとパニックになってしました。それからたびたび金縛りにあうようになってしまい、その後夜中に突然飛び起きては泣きながら何かを一生懸命話していたそうです。状態がおかしくなってきたのでまた狐か、と両親は思ったそうなのですがあぶらあげを持ってお参りにいっても全く効果がでないので、また霊媒師にお願いすることにしたそうです。
今度は白蛇の霊がついていると言われ、私の父が知り合いが白蛇を見つけて殺したのを見てかわいそうだと思ってしまったことによって、私にとりついてしまったそうです。またお祓いをしてもらい、手や腕に何かお経のようなものを墨で書かれた記憶があります。この現象は2年ほど続きましたがお祓いがきいたのかそれ以降は何もなかったです。