『ヒトガタ』になる寸前のモノを見た話

消防団で年寄りに聞いた話。夜警をしている最中に、妙なモノを見たことがある。少し離れた尾根で蠢いているモノが見えたので、相方と二人して目を凝らした。『それ』は次第に人の貌をとり、やがて立ち上がろうとしているように見えた。

相方の「ぎゃー!」という絶叫の直後、人型はサーッと解けるようにして形を崩した。悲鳴を聞きつけて集まった何人かで現場へ向かったが、木の枝や落葉がこんもりと盛り上がっているばかりだった。

『『ヒトガタ』になる寸前のモノを見た話』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2017/07/08(土) 10:19:11 ID:
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    完璧な人間に化けて普通に生活してたりして。
    しかし声だけで消えるとはなんかかわいいw

  2. 名前:匿名 : 投稿日:2017/07/08(土) 21:42:44 ID:
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    消防団員の意気地無しめ

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