【山菜採りの怖い体験談】あの時もう少し先に進んでいたら…

昔、春先よく山菜を採りにいく里山へ家族へ出かけた時の事。里山、というより丘陵地に近く、林道を車で分け入り、少し開けたところに駐車して山へ、分け入っていたのだけど。15分くらいした時、クラクションが長く鳴った。どうもウチの車を停めてる辺りからだ。この林道は滅多に車は入ってこないし、また駐車した場所は通行を邪魔するような場所でもなかったけど切れ間無く一分近く鳴り響くクラクションにただならぬものを感じ、取り急ぎ皆で車を停めていた場所に引き返した。

しかし、林道には我が家の車がぽつねんと停まっているばかりで、他の車が来た気配すらなかった。何か気味が悪くなり、結局その日はそれで引き上げてしまった。それから一週間もたたないうちに、その山の、もう少し先の場所で首吊り自殺をされた方の遺体が発見されたというニュースが流れた。見つけたのは、工事がらみの測量担当者の方。あのクラクションは、一体どういう意味だったんだろうね?と、現在でも不思議に思います。

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