人づてに聞いた話。Aという奴が子どもの頃、夏休みに祖父の田舎へ行った時の事。
ある日、自由研究の虫捕りをするために山へ入ったそうなんだが、何人かの山伏みたいな人達が一列になって「迎えにきた迎えにきた」みたいなこと叫びながら山を登って行くのを見たんだそうだ。
子供心に気味悪く感じたAは急いで祖父の家に帰って親にその話をした。横で聞いてた祖父が「えらいこっちゃ。ミサキ様に会いおった!」って青ざめて、わけがわからないAに酒と塩をぶっかけると近くの神社に連れていったらしい。これを聞いて、俺は漫画の孔雀王にでてくる七人ミサキを思い出したんだが、あれって本当にある話だったのかな?ミサキ様ってヤバイもの?
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7人ミサキというのはあるよ。
だけど、この話の場合オサキとも呼ばれるミサキじゃないかな。
簡単に言うと「魔」と呼ばれるような存在。
地方によっては祖霊信仰とごっちゃになっているところもある。
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七人坊主とか七人ミサキというのは聞いたことがあるな。
いずれにしても、連れて行かれなくてよかったね。