一昨日、田舎に帰省した際に祖母から聞いた話。
祖母が幼い頃、祖母の家の裏山のある一角が立入禁止とされていて、そこには鬼を封じた祠があったらしい。村人は誰も近づかなく、神主様だけが年に一度拝みに行っていた。しばらくして、その小さな村が空襲を受けた。その時に祠が吹っ飛んでしまった。しかし村人達は空襲を受け祠のことどころではなかった。ただ一人、神主だけは違った。祠に行くと当時、神社の手伝いをしていた祖母の母親に言い、山に登って行った。数日後、内臓がない神主の遺体が見つかった。その後、新しい祠を設え特に異変ない。しかし、今、裏山の所有者が団地にしようと計画しているという話でした。