【家系を浄化できる嫁】着物で夢に出た7人の先祖の頼み

嫁いで二年目、ダンナの叔父の家へ泊まったときのことです。ダンナの父はこの叔父の弟です。私は自覚はないですがちょっと感応するタイプらしいです。

夜寝ていると紋付袴の男性2名、黒留袖の女性4名、振袖の少女計7人が現れて「御名を呼んでくれよ」と告げたかと思うと消えてしまいました。はっと目が覚めて時計を見ると夜中の12時を少し過ぎたくらい・・・。今日は何かいわれのある日かな?と思い、翌朝気味悪がられないよう仏壇のそばあたりへ座って、掲げてある遺影の人々のことなど尋ねてみることにしました。叔父さんに「今日どなたか命日ですか?」とさりげなく聞くと違うというので、「そうですか・・・」といって何気なく新聞に目をやると”本日より旧暦の盆”とあります。ああ!と思い当たり「お墓参りしたいんで案内してください」といって連れて行ってもらうことになりました。

田舎らしいというか、雑木林の一角みたいなところへポツンとここの家の墓地だけがありました。見れば墓石が7つ。夢枕の人数とぴったり合います。男女の数も間違いありません。しかし、そのうちひとつは他のものと比べ異常に小さい上、横向きです。これは?とたずねると「子供のうちに死んだから」といいます。見るとやはり女の子の墓です。あの赤い振袖の女の子はこの子かと思いました。ちょっと出来すぎててウソ臭いんでこの辺の話、人にするのいやなんですが自分的には泣きそうでした。どのお墓も丁寧にお参りしました。それにしても全員正装で何のメッセージかと気にしつつ、怖がりのダンナには何も言わずに帰りました。

翌月、私は妊娠していることがわかりました。生まれたのは男の子です。実はダンナは親族で唯一の男子。「御名を呼んでくれ」とはすなわち「家の名を継いでくれ」ということなのでは?とそのときはぼんやり思っただけでした。問題なのは二人目の子供(女)を生んで二年目、突然ダンナが他界してしまったこと。死因は聞かないでください。私は実家に帰らず婚家に留まりました。あまりにダンナのことが突然だったし、ダンナの親との仲も悪くなく、そしてやはり「あの言葉」が気になったから。

そんななか、ある霊能力者の方と知り合い、その方にこんなことを言われました。
「婚家は本家と分家がずっと前に何事かで入れ替わっており、男が生まれにくく、昔わけあって子供を殺しているようだ」
「御名を呼んでくれ」は私の考えたとおりの意味でした。
「あなたはここのお家の浄化ができる人だ」と言われました。今までも来る嫁、来る嫁、呼びかけてきたのに、呼応する人がいなかったのだそうです。

今はまず、その方に言われたとおり、神社仏閣に行ったときには必ず『当家にお恨みのある方は○○先生(その霊能力者さん)のもとへ行ってください。あなたのお話聴いてくださいます。必ず安らかにしてくださいます』と祈るようにしています。 そうやってこの家に向いている恨みを少しずつ薄めるのが私の役目と思い頑張っています。なんだか新興宗教にかぶれてるみたいな書き方になってますが違います。たいした力のない私としてはこの程度のことしかできません。ダンナ亡くなってもう八年たちます。なんとかかわいい息子の代へ安全に継いでいきたいと思っています。

メールアドレスが公開されることはありません。