キャンプの翌朝、テントの周りに無数の足跡がびっしりと刻まれていた

田舎の友達から聞いた話。
中学2年のとき先輩と山にキャンプへいったそうだ。暗くなると雨が降り始めたのでテントの中で夕食をとった。夜中までさわいでいると、突然テントの外から女の笑い声が聞こえてきた。

もちろん、女は同行していないしこの辺には民家も無い。しかも声は四方八方から聞こえるので気味が悪い。彼が外に出ようとすると、先輩が厳しい表情で止めた。30分ほど声は続いていたが、やがて聞こえなくなった。
結局その日は、恐怖で眠れなかった。明け方に先輩がテントから出て行ったので、彼も一緒に様子を見に行った。テントのまわりには、誰のものかわからない足跡がびっしりと刻まれていたそうだ。

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