家の爺さんが話してくれた話を一つ。
爺さんも若い頃はそこそこ腕のいい猟師だったらしい。その頃、猿達によって畑が甚大な被害を受けていたそうで、爺さんに猿を退治して欲しいという依頼が来たそうだ。
二つ返事で引き受けた爺さんは早速山に入り、次々と猿を仕留める爺さん。しかし猿達もやられてばかりではなかった。20匹はいようかという猿達が、手に手に糞を持って爺さんに一斉に投げつけてきたのだ。
負けじと応戦する爺さんだったが、木から木を縦横無尽に飛び回りながら糞攻撃をしてくる猿には勝てなかった。爺さんは糞まみれになりながら方々の体で逃げ帰って来たそうだ。猿って怖いね。