もう亡くなったけど、母方の父のじいさんの話。三重県のかなり山奥に住んでた、隣が１００M先とかの。じいさんが風呂に入ってたら、戸をドンドン叩かれたらしい。「○○やんよ～、○○やんよ～」とじいを呼ぶ声、出てみたら誰もいない。電話がかかって来て、無二の友人が病院で亡くなったとこだと。彼の家族からの連絡だった。
人魂のような光が、一軒の家にふらふらと吸い込まれていく。「あ～あ、あそこの○○さんとこもお迎えが来よったわ」などという具合に、じいさんには村民の死期が予想できたそうだ。一度、プロパンが爆発して部屋と屋根が垂直に吹っ飛んだが、なぜか先逝したばあさんの位牌だけが残った屋根の上に正座してた、じいは無傷。じいが亡くなったあと、家の前の田んぼには、白蛇が死んでいた。守り神だそうだ、そいえば、特に蛇は絶対殺生してはいかんと可愛いがわられてた。