天狗が出ると言われる山で見た類人猿

俺は小学生の時に未確認生物を見た。それはいわゆる獣人(野人?)だった。類人猿型未確認生物だった。

小学5年生の頃、校庭でクラスメイトと遊んでいた時に、その中の一人が「何だよ、あれ?」と言って、学校のすぐ近くにある山の斜面を指差した。(山の斜面は、あまり木が生えていなくて、地面や岩がむき出しだった。斜面の両側は森。)山の斜面を、全身を茶色の毛に覆われた野人がノシノシと二足歩行で横切って行く。

俺たちは(クラスメイト約10人)は、ポカーン。その様子を見て周りの生徒たちも異常に気づく。野人を見て生徒たちは「何だ、アレ?」と言い合っている。校庭はちょっとしたパニック。

そうしている間に野人は、山の斜面を横切って森の中に消えていった。野人の大きさは、比較対象になるものがなかったので、分からない。まさか着ぐるみを着た人がいたずらをしていた訳でもあるまい。そんな暇人いるか?直立二足歩行をしていたので、猿のたぐいの見間違えではないと思う。周りの人間も見ていたので、俺一人の幻覚でもないだろう。

その山は天狗が出るとかユーレイが出るとか言われていた山だから、そんな変な生き物がいても違和感はない。ヒバゴンやヤマゴンなんていうのも居たけど、その類だろうな。

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