怪異」カテゴリーアーカイブ

パラレルワールド

2015-07-24   怪異

不思議な記憶と言うか、今でも鮮明に覚えてる記憶。 小学校五年生の夏休み、 家の裏手にある大きなグランドで、夏休みの自由研究である『身近にいる昆虫リスト』を作ってた。 するとグランドの隅、地面がコンクリになってる場所で、下 […]

白山の肉塊

2015-07-24   怪異

白山を歩いている時、何かが目の前に落ちてきた。 拾い上げると、テニスボールくらいの肉の塊。 血にまみれた新鮮な肉片に、良く見ると毛皮もついている。 上を見上げても、木の枝が覆い茂ってばかり。 いろいろと怖い想像が頭をよぎ […]

筍取りの帰りに

2015-07-19   怪異

タケノコを取りに行った時の体験。 地元に、道内ではほんの少し有名な山菜スポットがある。 発条やら何やら、中でも筍が大量に採れる事で、地元の人間に人気が高い。 俺は自衛隊員の親父の趣味に影響されて、毎年シーズンになると、二 […]

墓場に魅かれる

2015-07-18   怪異

学生時代、一人で山に行き、適当な場所で勝手にテントを張った。 近くにはキャンプ場があり、悪い事ながら、こそこそと水など汲むには丁度良い。 ふと散歩を思い立ち、川にかかる橋を渡ると、 地面が締まった平坦な場所に出たが、そこ […]

目をもらう

2015-07-18   怪異

家族で旅行に行った時に、旅館の周りをブラブラ観光していたら、荒れ果てたお地蔵様があった。 別に俺達が掃除する義理もないので、そのままスルーしようとしたら、 四歳の息子が急にゴミ拾いを始めたので、「偉いぞ!」と誉めて、少し […]

かかしの神

2015-07-17   怪異

田舎住まいなので、通学するときにはいつも田んぼの脇道を通っていた。 その日も家に帰る為、いつものように田んぼの脇道を、カエルの鳴声を聞きながら歩いていた。 すると田んぼの中に、ピンク色の割烹着のような服を着た人が立ってい […]

爺さんの呪文

2015-07-17   怪異

昨日、爺さんの墓参りに行った帰り、爺さんの家(婆さんは生きてるから)で食事会みたいなのをした。 食事をし終わったあと、本が好きな俺は爺さんの読んでた本を探してて、 その中のひとつの、原版らしき太宰治全集を物色してた。 そ […]

4年前の部屋

2015-07-16   怪異

あれは俺が5年生の頃だった。 俺の家族は、その時アパートの3階に住んでいたんだ。 あるとき、上に住んでいた4階の住人が引っ越した。 夜中とか結構ドタバタうるさい所だったんで、正直ラッキーぐらいに思っていた。 次の日、弟が […]

留守の間に

2015-07-14   怪異

最近の体験談。 バイクが趣味で、お盆休み一杯帰省もかねてあちこちをウロウロしてた。 で、休みの最終日の夕方、また一人暮らしのワンルームマンションに帰ってきた。 一週間誰一人入る者のいなかった独身男の部屋は、むわっと蒸し暑 […]

小学校3年の記憶がない

2015-07-10   怪異

私は小学3年の冬から4年の5月までの間、記憶がありません。 何故かそこの期間だけ、記憶が飛んでしまっているんです。 校庭でサッカーをして走っていたのが3年最後の記憶で、 それが突然に、学校の廊下の大きな鏡の前で立っている […]