大学で民俗学を専攻していた時に先輩から聞いた話。
民俗学では一応、妖怪やら怖い話やらもデータとして収集するのだが、
「怖い話ありますか?」って聞くと、たいていは「ない」と言われる。
ただし、その後世間話していると、「本人が怖いと認識してない話」が結構出て来るそうで。
どこかは忘れてしまったが、先輩が山で炭焼きを営んでいたじいさんに聞き取りを行ったとき、
「山で働いていたら迷ってしまって、山小屋に泊めてもらったことがある。
こんなとこに小屋なんかあったかな?って訪ねると、おばあさんが一人いてな」
先輩は、ははあ、ヤマンバの話かな。と思って聞いていると、
「寝ているとな、そのばあさんが、シイタケ栽培みたいに並べた丸太にな、なにやらメシ食わせてんだ。
丸太の上の方に口がついていてな、それがくちゃらくちゃらメシを食うのがうるさかったな」
って話をしたそうだ。
話の不可解さに寒気がした先輩が、「それからどうしたんですか」と聞くと、
お爺さんは、「朝になったから帰った」と言ったそうだ。
Warning: Use of undefined constant jn - assumed 'jn' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/national-p/www/2/kowabanakaii/wp-content/themes/child/functions.php on line 22
MyMTc4MTU
・
シイタケ栽培って、最近の話だと思ったら
> 1697年(元禄16 年)の宮崎安貞・貝原楽軒編「農業全書」には、シイタケ栽培の方法が記されている
>技術的進歩をへて1935年頃までに全国に普及し、1943年(昭和18年)、現在と同じ方法が・・・
・
また一つ、目を開いてもらえた