妖怪・怪異・八百万の神々

僕は家庭教師のバイトをしていますが、これはその帰り道での運転中の出来事です。
僕は近道をしようと細い道に入ったのですが道に迷ってしまいました。しばらく進んでいると突然激しい雨が降ってきました。いや、正確には車の天井部分にのみ激しい雨の音がしていました。僕は驚いて車を止めました。

すると車を止めた瞬間、目の前の細い路地から子供が飛び出してきました。ブレーキをかけなければ間違いなくその子を轢いていたと思います。親切な「なにか」が僕に教えてくれたんですね。