隣家で起きた首吊り自殺

この話は、2年ほど前のことです。夜2時ぐらいに、友人と電話をしていました。内容は世間話などくだらない話をだらだらとしていました。しかし、電話中に気になることがありました。それは、友人の方の電話から友人の声と一緒に女の人の声が聞こえて来たからです。その女の人の声は、初めのうちは、何か騒いでいるような声で、そして次は、泣いているような声に聞こえたり、そして、何か会話をしているように聞こえたり、うめき声だったりと、様々でした。

電話中に何度か友人に電話の近くに誰かいるの!?と聞こうとしましたが、友人の方は、誰かがいるという素振りを見せなかったので、後で聞こうと、会話を楽しんでいました。その後も女の人の声は続き、その声は 『うう…苦しい…』と聞こえてきたので、もう友人に聞くしかないと思い…。

私『さっきから、女の人の声が聞こえるけど、誰かいるの!?』
友『やめてくれよ~~今部屋には誰もいないんだぜ』
私『実は、30分ぐらい、ずっと聞こえてたんだ…』
友『冗談はよせよ、でも、まさか…』
私『まさかってなんだよ』
友『うわ~怖え~オレ、こういうの苦手なんだよ、じゃあな』
といって友人は電話を切ってしまいました。

気になりつつも寝ることにし、布団に入っていると、突然、金縛りにあい、気がつくと朝でした。これは、何かあると思って学校で友人に昨日のことを聞いてみると…。
友『実は昨日、オレの隣の家で、首吊り自殺があったんだ……』
私「それは女の人!?」
友人うなずき、私はぞっと寒くなりました。

電話の女の人の声の正体は、自殺した人の霊だったのでしょうか。電話の後に私に起きた金縛りも自殺した人の霊の仕業だったのでしょうか。その後は、何も起きていません。すべては、謎のままです。

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