その日、何もやる事が無くて暇だから家でゲームしていました。家には母が居間に居て、姉が別の部屋でパソコンをやってました。その日は異常に暑くて、部屋はクーラーでガンガンに冷やしていて部屋の窓は全て閉めてありました。私は目が疲れたのでゲームの電源をきり、音楽を聴こうとコンポに近ずいた時です。
いきなり部屋の押入れの天袋の方から「…さっちゃん…さっちゃん…」と言ってる若い女の人の声が聞こえて来たのです。窓は閉めてあるから外から聞こえて来たとは考えづらく、しかも声は明らかに外で騒いでいるような声じゃなく、耳元で囁かれる感じでした。
私は怖くなり母が居る居間に逃げました。すると、居間には顔色が悪い母と姉が居ました。母は居間で昼ドラマを見ていて机に座っていたら耳元であの「さっちゃん」が聞こえて、来て気にしていなかったらいきなり足を椅子の下から出て来た白い手に掴まれたらしく、姉はパソコンをやっていたら後ろから肩を思いっきり掴まれ怖くなり居間に逃げてきたそうなのです。
私たちは怖くて夜も居間から出ないで固まってました。そしたら父が会社から帰って来てその話を聞くなり「馬鹿馬鹿しい。」と言い自室に眠りに行きました。そして何分かしてから父が居間に来て「おい、寝てたら足を掴まれた。」と言って顔が真っ青になっていました。
私達が住む家に何かが居着いていることは間違いなさそうです・・・
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天井から逆さにぶら下がっている銀髪眼鏡の美女忍者「始末屋さっちゃん」の姿が思い浮かんできた。