「紫鏡」の都市伝説を耳にして、嫌な気分になった方は少なくないはずである。
人を嫌悪させたり、気持ちを低迷させたりする言葉の「力」は、古来より呪術としても利用されてきた。これが「言霊:Power of word」である。ここで、言霊の一例をあげてみよう。
「顔色が良くないけど大丈夫?」…あなたはこの言葉をどう思うだろうか。一見、相手を思いやる言葉にも見える。しかし、病人はともかくとして、健康な者に何回も使われるとすれば、「もしかしたら、自分は体を壊したのでは…」と考えてしまうだろう。そして、「言霊」が繰り返されるうちに、いつの間にか「病気」という観念が、潜在意識の中に摺り込まれていくのである。結果として、本当に体調を崩してしまう事にもなりかねない…実は、これが呪法の基本なのである。日常には、こうした人の潜在意識に影響を与える「言霊」が氾濫している。紫鏡も低俗ではあるが、こうした呪法の一種と考えてよい。
非常に厄介な言葉の「魔力」というべきであろうが、実はこうした「言霊」を解除する方法が存在するのをご存じだろうか。それはキーワードとなる、「単語」を用意して、言霊の後につなげるというものである。「まじない」等はこうした理屈から生成されており、キーワードを用意する事で「言霊の呪い」は解除されるのである。「ある単語」は何でも良い。自分の好きな「色」や「食べ物」、「人物名」等々、これは言霊だな…と感じたら「青空」(例えば)等とイメージすれば良い。
話を戻し、紫鏡にもキーワードは存在する。それが「ぎんのかがみ」である。「ぎんのかがみ」を「紫鏡」とワンセットで覚えておくと、呪いは無くなるというものであるしかしながら、先述の通り「ぎんのかがみ」に限る事はなく、あくまでも自分を爽やかにしたり、好きな言葉で良い。つまりは「紫鏡」に対して「青空」でも有効である。必要なのは、自分自身の気持ちを「転換」する意思なのだ。
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個人的にはそれでもいいけど、より積極的に場の雰囲気を変えるには、口に出すこと
寿ぐ・言祝ぐ(ことほぐ)
「せっかくの遠足が雨」→「暑くなくていいじゃん」
「この決戦に雨とは」→「我が国は水の徳、太祖は龍神、この戦は我らの勝ちじゃ」OH-!
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古代中国(周公旦とかいろいろ)以来の修祓として、今に至る言霊パワー
祝詞にも、天つ奇(くす)し護言(いわいごと)をもちて「言祝き」鎮め白(まお)さく・・・
プラスの言葉だから、雰囲気チェンージ!