全身真っ赤な死神

知人のクラスメイトの話。

彼は誕生後のお宮参りに行った際に、坊さんに「この子は神様の子だから、長生き出来ないね」と言われた。
彼の両親は、「生まれたばかりの子に何て事を言うのだろう」とカンカンで、
別の所にまたお参りへ行ったのだが、そこでもやはり同じ事を言われた。

高校に入った頃、彼は周囲に「俺もうすぐ死ぬわ」と言うようになった。
「何で分かるんだ」ときいてみると、「死神見たから」との事。
「窓の向こうで逆立ちしてる人がいるんだ。あれが死神だ」

それから間もなく、彼は泳ぎが得意だったにも関わらず、水の事故で亡くなった。
奇妙なのは、土左衛門にしては遺体が奇麗だったという点。

この話をしてくれた知人も、死神を見た事があるらしい。
夜、窓の外から父親が「おーい」と呼んでいるので、お父さんだーと思って、そのまま二階から出て行こうとした。
その瞬間、母親に止められた。
「だってお父さんが」と窓をさすと、「何言ってるの。お父さんそこにいるでしょ!」と驚かれた。
確かに父親は部屋に居て、もう一度窓の外を見てみると、
全身真っ赤な人が、逆さまになって手招きしていたそうだ。

死神って、逆立ちで出るんかね?

『全身真っ赤な死神』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2015/12/23(水) 13:42:48 ID:MzMjc5MzA

    死神って、積極的に人を死なせる者だったっけ?

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