俺の爺さんの話なんだが、30年くらい前酒飲んで夜中に家で一人で寝ていたら女の霊に首を絞められたらしい。金縛りで上半身が動かなかったが、下半身が動いたので蹴飛ばしたら消えたらしい。幽霊を蹴っ飛ばして消えるものなんだなと、変に感心した覚えがある。
最近、近所で葬式があった。そのときに、自分の家が原爆の被害にあった女の人が苦しくて自殺した家だったという事を知ったらしい。やけに安かったので、おかしいと思ってたらしい。じいさんは、その女の霊ではないかと言っていた。
それ以外にも、その家では心霊写真がすごくよく撮れるらしい。一回黒い鬼が写ったと言って騒いでいたが、祖母さんが写真をお祓いに出してなくなったらしい。眼がとてもでかくて真っ黒いものが、玄関の写真をとったときに写っていたそうだ。もちろん、家自体もお祓いしてもらったそうだ。