オカルト苦手な夫の体験談。
夫は子供の時、九州の田舎に住んでいたんだけど、畑で皆と遊んでる時に河童を見たらしい。
その河童は近くの山の段々畑みたいになっている所にいて、手招きしていた。
私「山に河童?河童といえば川でしょう?近くに川あったの?」
夫「川はない、そんな事言われても…
ちゃんと頭にお皿もあったし、緑色で…子供みたいな大きさだった。
皆で見たから間違いない」
そんな話をしてからだいぶ経って、オカルトまとめサイトで「山童」という話を読んで夫の話を思い出した。
wikiで「山童」と調べてみたら、九州地方の山に出るとも。
妖怪の類はあまり信じてなかったけど、もしかしたらいるのかも…
※山童(やまわら)は、九州など西日本の山に出ると伝えられている妖怪。河童が山の中に入ったものがやまわらだという説もある。
江戸時代の『和漢三才図会』より
九州の山奥に住み、姿は子供のようで、頭には柿色の長い頭髪を生やし、全身に細かい毛が生えている。胴は短く、2本の長い脚で直立して歩き、人の言葉を話すという記述がある。筑前国(福岡県)や五島列島に山童がいるとも記されており、姿は人のようで顔はまるく、髪は赤くて長く目にまでかかり、耳は犬のようにとがり、鼻の上に目が一つあり、カニやトコロ、コウゾの根を食すという特徴も記されている。
熊本県では、山童は大工仕事に使われる墨壺(すみつぼ)が嫌いで、山の仕事場の周囲に墨壺をつかって墨の線を打っておくと近寄って来ることはないとされている。
山中で樵(きこり)の仕事を手伝ってくれることがあり、そんな時に礼として酒やにぎり飯をあげると繰り返し手伝ってくれるという。山童に渡す礼の品物は、必ずはじめに約束した物でなければならず、違う物を渡すと山童は非常に怒る。また、仕事前に礼を渡すと食い逃げをされてしまう事もあったという。熊本県葦北郡では山仕事が多いとき「山の若い衆に頼むか」と言って山童に頼むという。
河童と同じく、相撲をとったり、牛や馬に悪戯を働くことを好むともいう。また、人家に勝手にあがりこんで風呂に入ってゆくこともあったという、山童などが入浴をした湯船には脂(あぶら)が浮いて汚れ、とても臭かったという。
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山童が入った風呂
天狗倒しや山中での怪異は、東日本では山の神や天狗の仕業とされることが多いが、西日本では山童の仕業とされることもある。天狗倒しのような現象(大きな木が倒れて来るような音を発する)は山童自身が発しているとされ、熊本県では倒木や落石の音のほかに、人間の歌を真似たり、畚から土を落とす音や、ダイナマイトによる発破の音までもさせたという話がある。ただし、天狗の仕業さとれる事が皆無というわけではなく熊本県小国など、山童の伝承が無く、天狗の仕業であるとしている地域も見られる。