私は、デジカメで写真を撮ることが最近の趣味で、自分のHPに掲載している。ちょっとテーマにも煮詰まったので、友人と共同で1つのテーマを決めてそれぞれ撮って、その微妙な解釈の違いを楽しもうという企画を考えた。公平を期する為に、テーマは第3者にランダムに決めてもらった。1回目は「高所恐怖症」。私は実際に高所恐怖症で撮影方法について非常に困ったが、決まったことなのであれこれ考えてみた。
結局、非常にありきたりだが、高いビルの屋上などからカメラのレリーズタイマーを押して、ワイヤでぶら下げるということを思いつき、某シャイン他、何箇所かで実行してみた。先ずパソコン上で、ざっと数十枚の画像をサムネイルで確認してみた。小さなサムネイル画像ではよくわからないが、余り面白い写真はなさそうである。その中の1枚で、全然様子が違う写真があった。
なんだか人が手を広げて”ガーッ”と構えているように見えるのだ。あれ?こんな写真撮ったっけ?と思い、拡大表示してみた。それは様子が違ったのではなく、ちゃんと屋上の写真であった。しかも、屋上のへりにつかまった女性が、苦悶の表情で睨みつけている顔のアップであった。