裸足の女性の「サガシモノ」

僕は一般の人に比べて、霊的なものには敏感なほうなんです。ある時の学校の帰りに、死ぬほど後悔する体験をしました。自宅付近には、生まれる前から幽霊屋敷的な家がありました。僕自身は、たまに何かいるのを感じる程度でした。ある日、その家が取り壊される事が決まり、しばらくすると更地になりました。そして、あの日がきました。


学校帰りの夜9時頃、その更地に裸足のちょっと髪の乱れた白い服の女性が、何かを探す様にしゃがんで居たんです。そのとき、確実に人じゃないと直感で感じました。器量の良い方だったので、あまり怖くありませんでした。そして、話をしたらネタになるかも。なんてバカな気を起こし、近づいて行くことにしました。

女性はやはり何かを探していたらしく、「く・・が無い、く・・が無い」と呟いていました。はっきり聞き取れなかった僕は、女性が裸足なので、「靴さがしてるんですか?」と尋ねてみました。返事はなく、女性は顔を上げ、物凄い形相でぼくを睨みつけて、煙のようにその場から消え去ってしまいました。少し拍子抜けしましたが、その場を離れまっすぐ帰る事にしました。

歩き出した時、女性の声がしたような気がしました。声のした方を見ても、普通の女性がこちらに向かい歩いてくるだけでした。安心して、歩き出しましたが、その女性とすれ違う瞬間に後悔することとなりました。女性はぼくの真横か過ぎた位で一度立ち止まり、ぼくに向かって言ったのです。「くしだよ!!邪魔するな!」と。聞き取れなかった言葉は靴ではなく、くしだったのです。

急いで振り返っても女性の影もなにもなく、忽然と消えていました。その後は死に物狂いで走って帰宅しました。

『裸足の女性の「サガシモノ」』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2016/04/21(木) 12:22:51 ID:c3Mzg0NzE

    これ、ほん怖で芸人が話してた内容だよね

  2. 名前:匿名 : 投稿日:2016/04/21(木) 20:49:52 ID:U2OTU4NzA

    ゾワッとした。

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